TAMA団塊100
仕事と和歌と季節を楽しむ散歩。
気負いのない充実のセカンドライフ
気負いのない充実のセカンドライフ
小金井雑学大学 理事 須知正度(すちまさのり)さん(60歳・小平市在住)
現在、第2の職場、銀行でコンプライアンス・アドバイザーとして活躍し、オフタイムには和歌の研究を楽しむのが須知正度さん。
大学・大学院で経営工学を修め、2008年3月まで証券会社に勤務。その調査部門時代に「ゴミの将来推計」「国民の意識調査分析」 「製造業の海外進出による国内経済への影響」「デリバティブなど金融技術の研究」など、社会の変遷や要請に応じてさまざまな調査 ・分析レポートを書いてきた。
思えば小さい頃から歴史に興味があり、何かを調べることが好きだった。
中学時代は社会科研究部に所属。 高校時代は地理歴史研究会に所属。
夏休みには2泊3日で木曽七宿の調査旅行に出かけた。地理や歴史を調べ、 それらに基づいて考えることで多くのことが見え、学べるという。
そして今、和歌を研究している。
「和歌に興味を持ったのは小学3年頃の正月の百人一首かるた取り。子供の頃から和歌や古典文学が好きでした。
しかし、現役時代は時間がとれず通勤電車の中で本を読むぐらい。定年を迎えてようやく自由に研究する時間がとれました」。
第2の職場は週5日のフル勤務。退職の翌々月から勤めだした。
仕事は「自分を律するのも大変だから」と65歳まで続ける予定だ。
そして4月からは古街道を調べ歩く宮田太郎氏主宰の「歴史古街道団」にも所属。7月からは植木昭夫氏が主催する「萬葉学校」 にも通うようになった。
須知さんが研究するのは、和歌の持つ五七五七七の日本語独特の言葉の韻律(リズム)。
もちろん万葉集や古今集を詠み込み 、味わったりもするが、「あのリズムのルーツや意味するものを探りあてたい」という。
そのヒントを求めて能や狂言、 暦、陰陽道や五行説、言語学、脳、宗教まで多彩な本を読み、参考になると思えば多様なテーマの講座にも出歩く。
その途中報告として2007年夏には小金雑学大学で「日本人の心、和歌」と題する講義を行った。また、2009年3月には歴 (カレンダーと旧暦とお月さまなど)について語る講義も行う。
須知さんらしい奥行きがあり、意義のある研究だ。
興味のある人はぜひ聴講をおすすめしたい。
大学・大学院で経営工学を修め、2008年3月まで証券会社に勤務。その調査部門時代に「ゴミの将来推計」「国民の意識調査分析」 「製造業の海外進出による国内経済への影響」「デリバティブなど金融技術の研究」など、社会の変遷や要請に応じてさまざまな調査 ・分析レポートを書いてきた。
思えば小さい頃から歴史に興味があり、何かを調べることが好きだった。
中学時代は社会科研究部に所属。 高校時代は地理歴史研究会に所属。
夏休みには2泊3日で木曽七宿の調査旅行に出かけた。地理や歴史を調べ、 それらに基づいて考えることで多くのことが見え、学べるという。
そして今、和歌を研究している。
「和歌に興味を持ったのは小学3年頃の正月の百人一首かるた取り。子供の頃から和歌や古典文学が好きでした。
しかし、現役時代は時間がとれず通勤電車の中で本を読むぐらい。定年を迎えてようやく自由に研究する時間がとれました」。
第2の職場は週5日のフル勤務。退職の翌々月から勤めだした。
仕事は「自分を律するのも大変だから」と65歳まで続ける予定だ。
そして4月からは古街道を調べ歩く宮田太郎氏主宰の「歴史古街道団」にも所属。7月からは植木昭夫氏が主催する「萬葉学校」 にも通うようになった。
須知さんが研究するのは、和歌の持つ五七五七七の日本語独特の言葉の韻律(リズム)。
もちろん万葉集や古今集を詠み込み 、味わったりもするが、「あのリズムのルーツや意味するものを探りあてたい」という。
そのヒントを求めて能や狂言、 暦、陰陽道や五行説、言語学、脳、宗教まで多彩な本を読み、参考になると思えば多様なテーマの講座にも出歩く。
その途中報告として2007年夏には小金雑学大学で「日本人の心、和歌」と題する講義を行った。また、2009年3月には歴 (カレンダーと旧暦とお月さまなど)について語る講義も行う。
須知さんらしい奥行きがあり、意義のある研究だ。
興味のある人はぜひ聴講をおすすめしたい。
「小金井雑学大学」のホームページ
http://members3.jcom.home.ne.jp/zatsugaku/
(文・ほのぼのマイタウン)