TAMA団塊100
中学生も圧倒するプレー数々
還暦軟式野球チーム「シニアイーグルス」(青梅市)
退職後の会社人間を野球を通じて地域に招きいれることはできないか?
「還暦軟式野球チームメンバー募集!」。
10年前こんな記事が青梅市の広報に掲載された。
集まった部員は当時7人。青梅シニアイーグルス(大和繁義会長)が西多摩地域では唯一、 都内で24番目の所属チームとしてスタートした。
現在同チームは部員41人。元気な仲間が週3回、 数時間の練習を炎天下、厳冬の中でも欠かさない。
取材した日は甲子園で熱戦が繰り広げられていた昨年8月13日。年齢差60歳。
青梅一中野球部(狩野浩司監督)との練習試合が実現した日だった。
最高齢者は72歳が数人。35度を超えるグランドでもイーグルスの動きは終始安定しており2試合とも先制。 4―1と4―3で勝利した。
試合を持掛けたのは中学野球部。同校でコーチを務める鈴木昇さん(70)が兄末男さん(71)の 在籍するイーグルスと一戦交えようと話が進んだ。
末男さんにとっては同中チームに孫の木崎颯君(2年)も在籍しており、文字通り孫との対決となった。
「息が合っていて無駄な送球エラーが無いところが勉強になった」と堀雄佑主将(2年)は 白い歯を見せ試合を振り返っていた。
チームを率いる苦労は、という質問に、イーグルスの羽村幸男監督は「様々な経歴を持つ選手。
先入観はなくして関わることが大切」と話す。都内の還暦軟式野球連盟には平成18年に3チームが新規加盟。
現在61チーム(約1千900人所属)があり、8部制を取って春、秋の公式戦を行っている。
10月の全国大会には品川のチームが出場。同チームから鈴木末男さんが捕手として補強参加。
見事全国制覇を達成するほど都内のレベルも高い。
戦後日本経済の発展を支えた人たちを地域に迎え入れ、生き甲斐を与えるきっかけを地域のスポーツ 団体が果たしている。
引きこもることなく、むしろ元気に活躍するシニア人材は地域の行事を積極的に支え、 子ども達の見本ともなっていた。
「還暦軟式野球チームメンバー募集!」。
10年前こんな記事が青梅市の広報に掲載された。
集まった部員は当時7人。青梅シニアイーグルス(大和繁義会長)が西多摩地域では唯一、 都内で24番目の所属チームとしてスタートした。
現在同チームは部員41人。元気な仲間が週3回、 数時間の練習を炎天下、厳冬の中でも欠かさない。
取材した日は甲子園で熱戦が繰り広げられていた昨年8月13日。年齢差60歳。
青梅一中野球部(狩野浩司監督)との練習試合が実現した日だった。
最高齢者は72歳が数人。35度を超えるグランドでもイーグルスの動きは終始安定しており2試合とも先制。 4―1と4―3で勝利した。
試合を持掛けたのは中学野球部。同校でコーチを務める鈴木昇さん(70)が兄末男さん(71)の 在籍するイーグルスと一戦交えようと話が進んだ。
末男さんにとっては同中チームに孫の木崎颯君(2年)も在籍しており、文字通り孫との対決となった。
「息が合っていて無駄な送球エラーが無いところが勉強になった」と堀雄佑主将(2年)は 白い歯を見せ試合を振り返っていた。
チームを率いる苦労は、という質問に、イーグルスの羽村幸男監督は「様々な経歴を持つ選手。
先入観はなくして関わることが大切」と話す。都内の還暦軟式野球連盟には平成18年に3チームが新規加盟。
現在61チーム(約1千900人所属)があり、8部制を取って春、秋の公式戦を行っている。
10月の全国大会には品川のチームが出場。同チームから鈴木末男さんが捕手として補強参加。
見事全国制覇を達成するほど都内のレベルも高い。
戦後日本経済の発展を支えた人たちを地域に迎え入れ、生き甲斐を与えるきっかけを地域のスポーツ 団体が果たしている。
引きこもることなく、むしろ元気に活躍するシニア人材は地域の行事を積極的に支え、 子ども達の見本ともなっていた。
(取材・西多摩新聞社)